だんしがしんだ 談志が死んだ だんしがしんだ


何をしてもツマラナイ


何をしてもツマラナイ、

気力がないのだ。

肉体的にはもう駄ァー目、

生きていくのすら辛い。


談志ひとり会」パンフレットより



石原知事と電話で会話


石原慎太郎都知事(79)が25日、定例会見で心境を語った。

亡くなる数日前の会話の様子や、談志さんのために新作落語を書こうとしていたことを明かし、

「憎まれ口をたたき合う不思議な友人だった。残念だが、人間いつか死ぬんだ。しゃあねぇ」

と自らを納得させるように“毒舌仲間”の死を悼んだ。

その日、石原知事は病院に電話、奥さんが受話器を取り、

とても電話に出られるような状況にないと伝えたが、

石原知事は、談志の耳に受話器をあてていてくれ、勝手に喋るから・・・と。

知事が一方的に何だかんだというと、

その合間に、談志は喋れないから、それでも

「あぁー」「はぁー、はぁー」と返してくるんだよなぁ、と石原知事。



「俺様は立川談志なのだ」


(俺は)老人の初心者・・・、だからどうしていいかわからない・・・」とも。

老いてなお生きていかなければいけないことへの恐れ、

怖さを正直に包み隠さず、口にし、文字にもしている。

でも、「俺様は立川談志なのだ」と・・・

正直さが無性に可愛い。

とはいえ、身近に付き添っていたら、疲れるだろうねぇ。

奥さんは姿を見せなかったが、

マネージャー役のアラフォー娘

それに、一門の弟子

苦労が偲ばれる


ライブ会場を訪ねた爆笑問題の大田に「自殺寸前だよ」とも。



カメの落語考


落語はどちらかといえば、好きだった。

圧倒的に林家三平が好きで、立川談志は好きになれなかった。

なるほど、落語をとことん突き詰めていけば、談志の域に到達するのかもしれないが、

そこに至って、何だというのか、何があるというのか。

それより、面白ければ、それが最高なんじゃないのか。腹を抱えて笑えば、それでいいんじゃないかと思う。

談志の落語を聞いてもカメは笑えない。

脳を刺激して笑わそうとしている。笑いを哲学的に追及しても、面白くなるわけもないと思う。面倒臭いだけだ。

三平の落語がどうやら低俗とされていたようだが、

カメは三平の方が落語の革命児だったと思う。

それまでの由緒正しき落語の枠をばらばらにしてしまったのだから・・・。

それは落語じゃない、新しいお笑いのジャンル、新落語とか創作落語といわばいえ、だ。

なんて、片意地張ったり、意気込むことなく、おかしかったら笑えばいいじゃん。

やたら、何だかんだ、と理屈をつきたい輩が多いだけの話だ。